ステージ(病期)

ステージ(病期)は、さまざまな検査結果を総合的に判断して判定されます。
その際に判断基準となるのは、1)がんの大きさ、2)周辺のリンパ節への転移の有無、3)他の臓器への転移の有無の3要素になります。
最も広く使われているTNM分類システムではT(腫瘍の大きさ)、N(リンパ節)、M(転移の程度)を文字と数字で表します。
T(tumor)
腫瘍(原発巣)の大きさと進展度を表し、T1〜4までの4段階に分けられます。
N(nodes)
所属リンパ節への転移状況を表し、転移のないものをN0とし、第一次リンパ節、第二次リンパ節への転移、周囲への浸潤の有無からN3までの段階に分けます。
M(metastasis)
遠隔転移の有無を表します。遠隔転移がなければM0、あればM1となります。

以上を指標としてstage I〜IVまでの4期に分けますが、記述する際にはT2N1M0のように記述し、胃癌や肺癌などそれぞれの癌によって分類されます。
再発した癌には、使われません。