CTとはComputed Tomography(コンピュータ断層撮影法)の略でエックス線を人体に360度回転させながら照射し、身体の断面を撮影する検査です。
小さな(数ミリの)病変まで検出する事ができるので、体内の様々な病巣を発見することができますが、特に心臓、大動脈、気管支・肺などの胸部、肝臓、腎臓などの腹部の病変に関しては、優れた描出能が知られています。胸部X線画像では見つけることができなかった病変も、CTでは確認し発見することができます。
CT検査には単純CT検査と造影CT検査があります。
・単純CT・・・造影剤を使用せずに撮影を行う検査です。脳内出血、組織の浮腫、骨の形状状態、肺の異常などを観察できます。
・造影CT・・・造影剤を使用して撮影を行う検査です。特に、腫瘍の検索や血管の状態把握などに役立ちます。
検出器の数が異なる装置があり、16列、64列、128列、320列などがあります。