内視鏡検査とは内腔を有する臓器の中に先端にCCD(超小型カメラ)が装填されている屈曲が自由な柔らかい管(ファイバー)を挿入する検査です。
普段は見ることのできない体の中の様子を、内視鏡の先端部分のレンズがとらえ、モニターに映し出すことで、医師がリアルタイムに直接目で見ることができる検査です。
また、検査中に発見した病変の組織の一部を採取し(生検)、確定診断のための病理検査を行うこともあります。
内視鏡検査というと、一般的に胃や大腸などの消化器の検査を思いうかべる人が多いかと思います。しかし、内視鏡は消化器以外にも臓器ごと、あるいは使用目的ごとに作られており、非常に多くの種類があります。その太さや長さも目的に応じて様々です。
上部消化器官用・大腸用・直腸用・省庁内視鏡・脳内用・耳鼻咽喉用・胸腔鏡など他にも多数種類があります。
ちなみに胃カメラや大腸カメラと言われる事が多いですが、胃カメラは1950年代に開発され、日本の医療現場に導入され始めた医療機器で、当時は写真撮影のみで現在のようにリアルタイムで観察する事は出来ませんでした。