脳MRI・MRA検査

通常はセットで行われ、頭部MRI検査と頭部MRA検査と名称は異なりますが使用する医療機器は同じです。
外国人向けの人間ドックではオプションで追加できるような設定になっている事もあります。
MRIは通常は全身の検査をおこなうが、MRAは基本的に頭部に用いられる検査法で、必要に応じて、頸部や下肢の血管を造影する際にも用いられることがあります。
MRIを用いた脳検査では「脳」の断面画像を得るもので、解像度が高く、脳や脊髄といった中枢神経に対する検査方法として適しています。
一方、MRA検査は「脳血管」を立体的に抽出する検査で、造影剤を使用せずに脳全体に張り巡らされている血管だけを描き出すことができる。つまり、血管の一部が瘤(こぶ)状に盛り上がった脳動脈瘤や毛細血管が正常に形成されず、動脈と静脈が直接つながってしまう動静脈奇形などを早期に発見することが可能なのです。
また、磁力を用いた検査なので、被ばくの心配もありません。