IMRT（アイエムアールティー：Intensity-Modulated Radiation Therapy：強度変調放射線治療）とは、放射線の強度を変えることで、腫瘍部分に放射線を集中的に照射する治療法です。
一般的に腫瘍に照射する放射線量を増やせば抗腫瘍効果は大きくなりますが、同時に放射線による合併症の頻度も大きくなります。つまり、がん患部以外の周囲の正常組織にも照射されるからです。
しかしIMRTは最新のコンピューター技術により、狙った部位にのみ十分な放射線を当てることが可能となりました。
治療時間は1回20分程度ですがIMRTを行う際には、毎回治療装置の上でCTを撮影し、計画時との臓器のズレを調節してから治療をう為、時間がかかります。