医療通訳養成総合講座の受講について

医療通訳総合講座の受講にあたり、以下の内容をご確認くださいませ。


①講義内容について

講義内容(科目)は以下となります。

座学(オンディマンド形式で配信)
1)医療通訳理論① 通訳概論(配信中)
2)医療通訳理論② 対話通話と相互作用(配信中)
3)医療通訳理論③ 医療通訳の役割(配信中)
4)専門職としての意識と責任① 医療倫理・患者の権利(配信中)
5)専門職としての意識と責任② 医療通訳者の行動規範と倫理演習(配信中)
6)医療通訳者のコミュニケーション①(配信中)
7)医療通訳者のコミュニケーション②(配信中)
8)医療通訳者のコミュニケーション③(配信中)
9)医療の基礎知識 産婦人科(配信中)
10)医療の基礎知識 呼吸器(配信中)
11)医療の基礎知識 循環器(配信中)
12)医療の基礎知識 消化器(配信中)
13)医療の基礎知識 精神科(配信中)
14)医学概論(配信中)
15)日本の医療制度①(配信中)
16)日本の医療制度②(配信中)

Zoomにて受講(A日程、B日程開催時に受講)
17)通訳に必要な通訳技術①
18)通訳に必要な通訳技術②
19)通訳実技①
20)通訳実技②
21)通訳実技③
22)通訳実技④


②座学16講義のオンディマンド形式での受講について

1)受講システムのアカウント作成

以下のURLにアクセスし、各自で受講システムへのアカウントを作成してください。
・アカウント作成時のお名前、メールアドレス、電話番号はお申込み時のものと同一のものを入力してください。
・アカウントの作成はおひとり様一つまでとさせていただきます。

https://one-stream.io/join/user/3726f406-014f-46a2-a117-44f2adcf470f

2)講義動画の視聴
・アカウントを作成しましたら、各講義の動画を視聴頂けます。
・各講義には便宜上番号をつけてますが、視聴する順番の指定はございません。(どの講義から視聴されても大丈夫です)
・各講義はそれぞれ1~3個(一部4個)の動画に分かれてます。
・初回の視聴時は早送りや視聴速度の変更はできません。
・2回目以降の視聴時は早送りや視聴スピードの変更が可能です。

3)講義資料について
・各講義の資料は各科目の動画の一番最初(1の動画:例 医療通訳理論① 通訳概論-1 等)の動画に添付されてます。各自でご活用ください。

 


③Zoomでの実技の講義について

・講義資料やZoomの情報などは講義実施日の前週を目途に案内させて頂きます。


④修了条件について

1)18講義以上の出席(視聴)

・全講義22講義の内、18講義以上の出席(視聴)を必ずしてください。
・動画の視聴は12/30まで可能です。ただし、できる限り修了試験までに視聴を終えるようにしてください。

2)履修記録の提出

・座学の全16講義についてはそれぞれの科目の履修記録の提出を行う事。
・各講義についての履修記録の提出が必要です。各講義で重要だと思ったポイントを簡潔に日本語でまとめ、箇条書きで記入してください。(最低3つ)
・履修記録の入力は、各科目の一番最後の動画(だいたい3の動画)終了後に自動的に表示されます。各科目かならず提出を願います。

3)単語帳(用語集)の提出。

・日本語と中国語で記入された各自で修正や加筆をした単語帳(用語集)を作成し、Eメール(sueishi@j-imc.co.jp)にて送ってください。
・締め切りは出来れば修了試験まで、遅くとも12/20までにお願いします。
・形式は指定はありません。写真画像やエクセル、ワードのデータ、PDFなどでも結構です。
・配布した単語帳を修正なども一切していないものは不可です。
・すでに作成されている方は新たに作成する必要はありません。作成済みの単語帳をご提出ください。

4)レポート課題(修了レポート)の提出

・ 以下の患者の通訳を担当するにあたっての情報収集を行います。
・自分が通訳担当となった場合、どのような事前準備が必要かを考え、レポートとして提出して頂きます。
・通訳当日、現場でどのような会話がなされるのか、スムーズに通訳できるようにするための準備です。

・ 事例は2 つ以上選ぶこと。また、A とB から1 つずつ選んでください。
・ 収集した情報は分類、整理し、後からでも見やすいようにファイリングしてください。
例:インターネット、辞書、書籍、担当者や患者へのヒアリングなど
・リソースは海外のものでもよいが、制度に関しては日本についての情報を扱うようにしてください。
・フォームの指定はございませんがA4サイズで最低でも1枚以上にまとめてください。

A-1. 腹部の造影CT 検査を受ける患者(女性/65 歳)
A-2. 人間ドックを受ける患者(男性/35 歳)
A-3. 妊婦検診の患者(産婦人科/女性/28 歳)
A-4. 入院手続き(女性/25 歳)
A-5. 心臓カテーテル治療を受ける患者(循環器科/男性/48 歳)

B-1. COPD の患者(呼吸器科/男性/60 歳)
B-2. 結核にかかった疑いのある患者(感染症科/女性/40 歳)
B-3. 下痢、嘔吐の症状のある患者(小児科/男児/10 歳)
B-4. リウマチの疑いのある患者(整形外科/女性/50 歳)
B-5. 脳梗塞の疑いのある患者(脳神経外科/男性/45 歳)
B-6. 片頭痛がある患者(脳神経外科/女性/33 歳)
B-7. 難聴の患者(精神科/女性/16 歳)

・ 講義で学んだことをもとに、通訳者自身の言葉で書いてください。(単なるテキスト文章のコピー、転用は不可)
・ 適切に情報収集を行い、情報の正確性についての検証も行い、情報をきちんと整理分類してください。
・ 事前準備や情報整理の方法を身につけ、今後の通訳業務にも活用してみてください。
・ 情報収集は、通訳者自身が話し手の発言を正確に理解し通訳するための情報収集であり、専門領域等は不要です。
・通訳者が患者へ医療的アドバイスや不必要な情報提供を行うことは不可ですのであくまでのご自身の為の資料となります。

・当日の流れや想定される検査、先生との会話ででてくるであろう専門用語をできれば日中で準備する、例えばCOPDであれば肺機能検査(スパイロメトリー)や、胸部X線、肺CTの検査があるかもしれません。また先生からは肺の仕組みについての説明があるかもしれません。(体の辞典P92にかかれているような専門用語等を使う可能性もあります)。当日の流れや検査名、専門用語を日中両方で事前に調べておくといいかと思います。それらをまとめる=レポートとしてご提出いただければ大丈夫です。

⑤修了試験に合格

・5~10分程度の面接(ロールプレイ)形式の試験を行います。
・中国人患者役の中国語、日本人医師役の日本語を通訳して頂きます。
・内容は医療通訳協会ロールプレイ集に準じたもにする予定です。


⑤修了証

・上記①~⑤がすべてそろった段階で修了証を発行いたします。
・提出物はできれば修了試験前、遅くとも12/20までにメールで送ってください。